自宅でも妊活はできる。できることから始めよう
妊活＝病院だけではありません。タイミング法・生活改善など、自宅でできる男性側のサポート方法も数多くあります。
今回は、そんな【自宅で気軽にできる妊活】をお伝えしていきます。
しかしここで注意！僕たち夫婦は共に精子欠乏と子宮内膜症だった為、この方法での妊娠はできませんでした。夫婦のどちらかに身体的な不妊の原因があった場合はこの方法はとても効果が薄いです。
ただでさえかかる妊活の時間とストレスを減らすためにも、まずは専門の病院で検査を受けてから自分たちに合った方法を選びましょう。
「自分にできること」を見つけると妊活が前向きになる
男性側から妊活にどう協力できるかは、なかなか可視化されにくいもの。
でも実際には、日常での協力や身体づくりが妊娠の可能性に大きく影響することがわかっています。
女性だけでする妊活には限界があるし、なんていったって授かる子供は2人の子ですからね！
決して難しい事じゃないし、大きな出費もせずにすみますよ！
僕たち夫婦が実践した“自宅でできる”妊活
僕たち夫婦が産婦人科で検査を受ける前に、自宅で実践していた妊活は”タイミング療法”の中の”シリンジ法”と呼ばれる方法です。
初めて聞く人の為にシリンジ法とはどういったものなのかをご紹介します。
① そもそもタイミング療法とは？
排卵検査薬や基礎体温アプリを併用しながら、ベストなタイミングで性行為を行う方法です。
禁欲期間は2～3日が最適と言われています。
しかし、日常生活を送りながらだとお互いに仕事や家事に時間を取られ、疲れてしまって「今日はいいや」となってしまいがちです。これが続くと、進まない妊活にお互いイライラ・・・余計な時間とストレスをかけてしまうことになりかねません。
②じゃあシリンジ法って？
市販のキットを使って、精子を直接膣内へ届けることで妊娠率を高めるタイミング法の一種です。
性交に抵抗がある場合や、ED・精子の質に不安がある場合に用いられることが多く、自宅でできる手軽さがあります。キットには【シリンジ・採精カップまたはシート・ジェル】がセットになっているので購入間違いをする心配もありません。
ただし、衛生管理の徹底や精子の管理が大変で、慣れるまでは少し時間を必要とします。
やり方は以下の通り。
1．良く手を洗い清潔にする（重要）
2．精液をカップまたはシートに採取する
3．精液が液状化するまで5～10分待つ
4．精液をシリンジで吸い上げる
5．シリンジを膣内に挿入し、精液を注入する
たったこれだけの5ステップで完了です。
時間も体力もそんなに使わずに自宅で簡単にできるので、働きながらでもタイミング療法を継続できます。
シリンジ法のメリットとデメリット
シリンジ法のメリット
- 精神的に少しだけ楽になる
排卵日に絶対に性交渉をしなければならないという心の負担が軽くなります。また、通院することに対してストレスを感じる場合もあるので、そういった面でも気持ちが楽になります。 - 経済的、時間的に負担が少ない
アプリで月経の周期を把握しておけば病院に通う必要がなくなります。また、仕事で疲れている時でも手軽におこなえるのも大きなメリットです。 - 薬に頼らなくてすむ
ホルモン剤や排卵誘発剤といった薬に頼らずに妊活をできるので、副作用の心配がなくなります。
シリンジ法のデメリット
- 感染症のリスクがある
病院のような消毒が行き届いた場所ではなく、自宅という手軽な場所で出来るからこそ衛生管理をしっかりしなければなりません。滅菌されたシリンジキットを使用し、手洗いや場所の消毒などを行いましょう。 - 慣れるまで苦戦する
シリンジ法は採取した精子を膣内に注入するため、少々技術が必要となります。といっても資格がいるような特別な技術が欲しいわけではないので、2～3回使用すればコツはつかめてきますよ。 - 不妊だと効果が薄い
最初にお伝えした通り、私たち夫婦のように不妊の原因が身体にある場合、そもそも効果が薄くなります。男性側が無精子症だとか、女性側が子宮内膜症だとかの原因がある場合は専門の病院で医師の指導の下、治療をおこなう必要があります。
シリンジキットはこの商品のようにしっかり滅菌され、オールインワンのセットになったものを選ぶと安心です。
まずは「できること」から夫婦で一歩
妊活は、病院に頼るだけでなく、自宅でも進められる選択肢があります。
シリンジ法や生活習慣の改善など、夫婦で一緒に向き合う姿勢が妊娠への近道です。
ですが、やみくもに妊活をおこなっても思ったように効果を得られなかったり、そもそも僕たち夫婦のように無駄な時間を過ごしてしまったりすることになります。
まずは自分たちに合った【妊活の方法】を見極めるためにも、早めに病院で検査を受けた方が、いい結果につながっていきますよ。
